ミネラルウォーターでよく耳にする水の硬度とは?

水には硬度という指標がある!

水には硬度という表現がある事を知っていましたか?
私の場合、ウォーターサーバーを設置するまでまったく気にした事がなかった表現(指標)です。(笑
硬度は読んで字のごとく、硬さの度合ってことなんでしょうけど、水に硬いとかあるの?硬いってどんな感じなだろう? う~ん・・・
硬い水を飲んだことがないので、いまいち水の硬さについて想像できないというかピンときません。
ということでミネラルウォーターのひとつの目安として表現されている「水の硬度」。興味が沸いたのでちょっと調べてみました。
ミネラルウォーターに含まれている成分で硬度が決まる!

ミネラルウォーターにはいろいろな成分が含まれています。 ナトリウム、マグネシウム、カルシウム、カリウム、亜鉛、バナジウム、有機ゲルマニウム、ケイ酸(シリカ)、サルフェート(硫酸塩)、重炭酸塩(重炭酸ナトリウム)など・・・
一部、ミネラルウォーターの種類によっては含まれていない成分もあります。
ミネラルウォーターには思った以上にたくさんの成分が含まれていますが、硬度の基準となっているのは、1000ミリリットルあたりに含まれているカルシウムとマグネシウムの量(ミリグラム)になります。 以下が硬度の計算式になります。
上の計算式からみると カルシウムを2.5倍、マグネシウムは4倍で計算しているので、マグネシウムの含まれている量が多いと硬度が高い水になりやすいって事ですね。
こんな計算式まであったんですね。 う~む・・・ カルシウムとマグネシウムの含まれている量が多いほど硬度が高い水って言われてもピンときませんw なんでカルシウムとマグネシウムの量で水が硬くなるんだろう??
水の硬さについて上の説明ではよくわからないので、ミネラルウォーターの味という観点から表現を考えてみました。 以下が一般的に感じるカルシウムとマグネシウムの量による水の味の変化です。
カルシウムが多く含まれている水は、適量で甘みを感じ、多いとコクと重みを感じる傾向がある。
マグネシウムが多く含まれている水は、渋みや苦みを感じる傾向がある。
味からイメージした方がわかりやすいw
味からイメージした内容から、硬度(カルシウムとマグネシウムの量)が高くなるほど、渋み、苦み、重みが強くなり石鹸水のような味に近づいていくという感じですね。 水の硬さという表現は、渋み、苦み、重みが増加することで飲みにくさが出てくるため、水が硬く感じるのだと思います。
水の硬度まとめ
簡単にまとめると・・水の硬度とは
- ミネラル成分(カルシウムとマグネシウム)が多くなるほど硬度が高くなる。
- 硬度の高い水(ミネラル豊富)は健康や美容を意識している方には適しているかもしれない。
- 硬度が高くなるほど苦み、渋み、重みが増し飲みにくさを感じるようになる。
日本の水道水の硬度は平均で50ml(都道府県によって硬度は異なります。)
日本の水道水は硬度が低いので、さらりとしていて苦みや渋みを感じることはほぼありません。 コンビニなどに行くと硬度が1000を超える様なコントレックスというミネラルウォーターを売っていますが、硬度1551で水道水の30倍の硬度です。 硬度1000超えは未体験の世界の水なので飲むには覚悟がいりそうです(笑
赤ちゃんには硬度100以下のミネラルの少ない水を使用することが前提。
ミネラルウォーターは安全で健康に良いと言われていますが、赤ちゃんの場合はちょっと違います。 ミネラルは赤ちゃんが骨や体を作り上げていくのに大切な成分ですが、過剰に摂ったミネラルを排出するのは赤ちゃんには大きな負担になります。 粉ミルクで十分なミネラルと栄養がとれます。硬度の高い水は逆効果になるので注意が必要です。